小林陵侑に社長賞 ジャンプ人気向上へ「地上波で流れれば…」

スポーツ報知
小林陵侑

 スキージャンプ男子で今季ジャンプ週間総合王者の小林陵侑(土屋ホーム)が24日、札幌市内で会見。史上3人目となるジャンプ週間4戦全勝Vを記念し、所属の土屋ホームから社長賞を贈られた。今季W杯は14戦9勝。日本男子初の個人総合優勝へも着実に勝利を重ねている。「W杯個人戦の半分が終わり、9勝という自分でもびっくりする結果がでている。シーズン半ばなので、(2月の)世界選手権金メダル、W杯総合チャンピオンを目指して頑張っていきたい」と思いを新たにした。

 欧州ではTVの地上波でジャンプをはじめウィンタースポーツが中継されることもあり、人気は根強い。躍進する小林陵の認知度は急上昇し、日本人を見つけると「コバヤシ!」と呼びかけるほどだ。日本では現状、ジャンプ競技が地上波で中継される機会は少ない。ジャンプ競技全体の人気向上を願う小林陵は「地上波で流れれば、見ていて楽しい競技なのでおもしろいんじゃないかなと思う」と話す。

 次戦は、26~27日にW杯札幌大会(大倉山ジャンプ競技場)で凱旋(がいせん)試合を飾る。「地元で喜んでもらえるようなビッグジャンプを見せられたらいい」と、節目のW杯10勝目へ力を込めた。

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