紀平「やばい」転倒した際に左手薬指を突く ジャンプに影響か

スポーツ報知
左手薬指の治療を受ける紀平梨花

 フィギュアスケートの四大陸選手権は7日に米国・アナハイムで開幕する。シニア1年目でGPファイナルを制した紀平梨花(16)=関大KFSC=が5日午後のサブリンクでの練習中に、アクシデントに見舞われた。練習終盤に3回転ルッツを跳んだ際に転倒。氷のくぼみに左手の薬指がはまってしまい、第一関節が青くはれた。「穴があって、グニャグニャって。ジンジンしている。歩いていても痛い。突き指だと思うけど、けっこうやばい」。その後はジャンプを跳ばずに練習を終えた。

 スケート選手はジャンプを跳ぶ際、体を締めるために指をきつく握り力を込める。突き指で力が入らずに、ジャンプで軸を取れなくなることも珍しくない。3回転半(トリプルアクセル)を4本連続で成功させるなど、好調な滑りを見せていただけに心配される。「締めるとか締めないとか、ちょっと考えます」。女子ショートプログラム(SP)は7日。まずは治療に努め、6日の状態次第では、空中で指を握らずにジャンプを跳ぶことも視野に入れていく。

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