紀平梨花「ミスは許されないと思った」 左手薬指の負傷乗り越え逆転V

スポーツ報知
優勝した紀平梨花(中央)と3位の三原舞依(右)。左は2位のツルシンバエワ

◆フィギュアスケート 四大陸選手権(8日、米国・アナハイム)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で5位スタートとなった紀平梨花(16)=関大KFSC=は、冒頭に武器とするトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功。GOE(出来栄え点)2・51点の付く、美しいジャンプを決めた。そのまま流れに乗ると、全てのジャンプを成功。スピンやステップでも全てで最高評価のレベル4を獲得し、左手薬指の負傷を感じさせない、圧巻の演技を見せた。

 フリーは今季、自身2番目となる153・14点、合計は221・99点をたたき出し、首位との約5点差をひっくり返した。紀平は、GPデビュー戦となったNHK杯でも6・58点差をフリーで逆転し、優勝している。

 演技後は「ショートがあまりいい演技ではなかったので、ミスは許されないと思った。今日はすごく集中できていた」と話した。

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