三原舞依、病気に負けず3位 全身の関節に痛み「この順位には驚いている」

スポーツ報知
優勝した紀平梨花(中央)と3位の三原舞依(右)はメダルを首に笑顔(左は2位のツルシンバエワ)

◆フィギュアスケート 四大陸選手権(8日、米国・アナハイム)

 【8日=高木恵】女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の紀平梨花(16)=関大KFSC=が3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を決め、フリー1位の153・14点、合計221・99点で逆転優勝した。全日本選手権女王でSP2位の坂本花織(18)は206・79点の4位で連覇を逃した。17年大会覇者の三原舞依(19)=ともにシスメックス=は207・12点で3位だった。

 SP8位の三原がフリー自己ベストの141・97点をたたき出し、3位に食い込んだ。初出場で優勝した17年から3大会連続の表彰台。会見では英語で「この順位には驚いている」と笑顔を見せた。

 冒頭のルッツ―トウループの連続3回転は回転不足がついたが、残りのジャンプを全て成功。「ホッとしている」と繰り返した。1月上旬の日本学生氷上競技選手権後、持病である全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」の影響で体調を崩した。体重が落ち体力面に不安が残る中、最後まで優雅に滑りきった。「SPからできることが強いアスリートであってスケーター。努力しないと」と話した。

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