宇野フリー世界最高で逆転V「なんとかやりきった」演技後膝から崩れ落ちる

スポーツ報知
会見に出席でポーズを取る、優勝した宇野昌磨(中央)と2位の金博洋(左)、3位のビンセント・ゾウ(右)

 ◇フィギュアスケート 四大陸選手権 第3日(9日、米国・アナハイム)

 ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=がフリーでルール改正後世界最高得点となる197・36点をマークし、合計289・12点で逆転。悲願の主要国際大会優勝を果たした。宇野はGPファイナルまで6大会連続で2位が続いていた。

 4回転フリップ、4回転トウループ、4回転―2回転の連続トウループと、3本の4回転をすべて成功させた。演技後は膝から崩れ落ち、四つんばいになったまま動けなかった。「うれしいではなくて、なんとかやりきったという気持ちだった。今日の自分は出来るんだと言い聞かせて、何も考えずに滑った」。

 宇野は昨年末の全日本選手権から1か月余りで3度も右足首を捻挫。氷上練習を再開したのは開幕6日前の1日だった。

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