原大智、2日連続の銅メダルに「絶対に譲りたくなかった」

スポーツ報知
原大智

◆フリースタイルスキー ▽世界選手権モーグル(9日、米ユタ州ディアバレー)

 フリースタイルスキーの世界選手権は9日、米ユタ州ディアバレーで行われ、トーナメント方式で争う非五輪種目のデュアルモーグルの男子で原大智(日大)が3位に入り、8日のモーグルに続いて今大会2個目の銅メダルを獲得した。前回大会優勝の堀島行真(中京大)は8位。ミカエル・キングズベリー(カナダ)がモーグルとの2冠を達成した。女子は星野純子(リステル)が6位。

 18年平昌五輪モーグル銅の原は準決勝、第2エアの踏み切り直前にバランスを崩し、スピードが制御不能に。「運命を信じてなるようになる」と意を決して飛び出した。後ろに1回転する予定を、滞空時間が長すぎたためとっさに2回転にした。着地は決まらず体全体を強打し、ゴールはできなかったものの、奮戦した姿に観客からは声援が送られた。3位決定戦は両足首を痛めながら「絶対に譲りたくなかった」と強行出場して見事に勝利。2日連続メダル獲得となり、座り込んで涙を浮かべた。

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