宇野 世界選手権Vは「全ジャンプ成功が条件」SP、フリー計4回転6本

スポーツ報知
一夜明け取材に応じた宇野昌磨(カメラ・高木 恵)

◆フィギュアスケート 四大陸選手権(米国・アナハイム)

 フィギュアスケートの四大陸選手権で主要国際大会初優勝を飾った宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=が一夜明けた10日、米国・アナハイムのホンダセンターで取材に応じた。「ドーピングが終わって1時過ぎで。そのまま寝て、そのままここに来た感じ。何も…本当に忙しいなということしか…」。激戦の疲れは抜けきっていなかった。

 フリー直後の会見で、3月に行われる世界選手権(さいたま)へ「もっともっと練習したうえでの優勝を目指したい」と口にした宇野。この日、頂点に立つためのカギにジャンプを挙げた。「ジャンプを全部成功させるっていうのが条件になってくると思います。失敗しないっていうところが、何より大切なところかなと思います」。

 全日本選手権から1か月の間に、3度の右足首捻挫に見舞われた。今大会は4回転はショートプログラム(SP)でフリップ、フリーでサルコーを回避した。世界選手権はSPで2本、フリーは3種類4本の構成に戻す予定だ。

 昨季まで「楽しむ」をよく口にしていたが、今季は違う。「楽しいという気持ちを今年は持たないようにしています。楽しむって、挑戦する側だからこそ出来るもの。いつまでも追いかけているだけじゃなくて、追われるっていうものを考えつつ」と話した。

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