藤沢五月「対策出来ず」ロコ・ソラーレ3年ぶりV逃す

スポーツ報知
準決勝でブラシが破損し苦笑する藤沢

◆カーリング 日本選手権最終日 ▽女子決勝 中部電力11―3ロコ・ソラーレ(17日、札幌・どうぎんカーリングスタジアム)

 男女準決勝、決勝を行った。女子決勝で平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレは中部電力に3―11で完敗し、3年ぶりのVを逃した。中部電力は、2年ぶり6度目の優勝。男子決勝は、パシフィック・アジア王者のコンサドーレが、チーム東京を6―2で破り初優勝を飾った。男女優勝チームは、世界選手権(女子=3月16日からデンマーク、男子=3月30日からカナダ)の出場権を獲得した。

 中部電力に大敗を喫したロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月(27)は「相手に十分に研究されていたのに、こちらはW杯など海外転戦で日本チームの対策ができていなかった」と敗因を分析した。

 準決勝の北海道銀行戦では試合中にブラシが折れるアクシデントもあったが10―8で競り勝った。だが、決勝は5エンドに自身のミスショット絡みで4失点。1次リーグ、プレーオフと合わせ中部電力に3連敗と悔しい大会になった。

 新設されたW杯第2戦(昨年12月・米国)で優勝など五輪後も国際大会では好結果を残す。藤沢は「世界選手権には出場できませんが、経験をW杯グランドファイナル(5月・中国)など今後の海外大会に生かしたい」と前を向いた。(小林 聖孝)

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