羽生、右足首負傷からジャンプ再開 3月世界選手権で復活へ前進

スポーツ報知
ジャンプの練習を再開した羽生結弦

 フィギュアスケート男子で右足首負傷からの復帰を目指す五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が3月の世界選手権(20~24日、さいたま)に向けて、ジャンプ練習を再開していることが20日、分かった。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が明らかにした。

 世界選手権開幕まで1か月となったこの日、都内で開かれた理事会後に羽生のコメントが発表された。

 「年が明けてから氷上練習を始めました。ジャンプについては世界選手権に向けて調整しています」

 負傷後、練習状況の言及は初めて。小林強化部長によると四大陸選手権最終日の10日に連絡があったという。ジャンプの種類など詳細は明かされなかったが、4か月ぶりの実戦へ着実に練習を積んでいるようだ。

 羽生は昨年11月のGPシリーズ・ロシア杯の練習で4回転ループを転倒し、右足首を故障。3週間の安静固定、その後リハビリ加療に約1か月を要する見込みとの診断で、12月のGPファイナルと全日本選手権は欠場した。

 コーチのブライアン・オーサー氏は四大陸選手権会場で「世界選手権へ照準を合わせて準備している。彼は大会を楽しみにしている」と話していた。平昌五輪後、日本での大会に出場するのは初。2年ぶり3度目の優勝がかかる今季の大一番へ、王者の滑りを仕上げていく。

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