紀平梨花、世界選手権V宣言 国際大会6戦全勝“無敗締め”へ

スポーツ報知
帰国した紀平梨花(右)と本田紗来は並んで金メダルを見せる(カメラ・義村 治子)

 フィギュアスケートのチャレンジ・カップ(オランダ・ハーグ)で優勝した紀平梨花(16)=関大KFSC=が26日、関西空港に帰国した。今季国際大会6戦全勝。次戦の世界選手権(3月20日開幕・さいたま)へ「完璧な演技をすれば優勝も見えてくる」、「SP、フリー、ノーミスの演技で総合でも自己ベストを更新したい」と初出場初優勝での今季“無敗締め”を見据えた。

 チャレンジカップではフリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)など7本全て着氷も、前日のSPでは回転数が不足した。反省を踏まえ「世界選手権ではまずSP。練習をたくさんしてイメージが完璧に整っている状態で挑みたい」。今回は新調したスケート靴の調整にも苦しみ、世界選手権へ「トラブルなしで臨みたい」と意気込んだ。

 ライバルとなる18年平昌五輪Vのザギトワらロシア代表も発表され「もう今から世界選手権」。早速、帰国から中1日の28日、米コロラド合宿へ出発する。国際大会の自己ベストはSP82・51、フリー154・72、総合233・12。現状に満足せず、約10日間の合宿で、代名詞のトリプルアクセルの精度をさらに高めていく。(田村 龍一)

スポーツ

×