高木美帆、4種目総合で連覇逃す…世界選手権2位

スポーツ報知

◆スピードスケート 世界選手権(3日、カルガリー)

 スピードスケートの世界選手権最終日は3日、カルガリーで行われ、女子は高木美帆(24)=日体大助手=が4種目の総合で2位となり、日本勢初制覇を果たした昨年に続く2連覇はならなかった。1500メートルが1位で3種目を終えて総合首位だったが、最終の5000メートルで自らの世界記録を更新する6分42秒01をマークしたマルティナ・サブリコバ(チェコ)に逆転された。高木菜那(26)=日本電産サンキョー=は総合11位、佐藤綾乃(22)=高崎健康福祉大=は13位だった。

 最後の5000メートルで約15秒のリードを守れず、総合2位。500メートルと1500メートルで首位に立ったが、3000メートルと5000メートルで世界新をマークしたサブリコバにかわされ、「ずっと自分に『いける』と言い聞かせていたが、届かなかった」とレース後は悔し涙。平昌五輪で金銀銅メダルを獲得し、今季はモチベーションの維持に腐心したが、「昨年、一番を取った時の気持ちが忘れられない。やっぱり一番が欲しかった」と頂点への思いを強めた。

スポーツ

×