渡部暁斗が今季最終戦を終え帰国 世界選手権銅メダル&個人総合2位で安定感は自信に

スポーツ報知
今季最終戦を終えて帰国した渡部暁斗

 ノルディックスキー複合でW杯個人総合2位の渡部暁斗(30)=北野建設=が19日、今季最終戦のショーナッハ大会(ドイツ)を終えて成田空港に帰国した。2月の世界選手権(オーストリア)では個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得。2大会連続で表彰台に上がった。「目標としていた世界選手権の金メダルは取れなかったけど、何とかメダルを1個獲得できた」と振り返った。

 昨季初制覇したW杯の個人総合は2位。8季連続で3位以内と強さを見せた。初戦(フィンランド)は15位だったが、年間を通し5度表彰台に上がるなど安定した成績を残し「安定感があって、しかもそれがハイレベルなものになっている。その辺りは自信にもなった」と手応えを語った。

 ただ、3季ぶりに未勝利に終わったことについては「シーズンを通して勝ちがなかったことで勝つ喜びがわかった」と悔しさも。「新たな探究心がわいてきた。今は早く改善点に着手したい」と先を見据えた。

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