紀平梨花を巡りフジ伊藤アナが専門家の解説に異議「ちょっとミスしてもいい」に「そんなアドバイスありますか?」

スポーツ報知
公式練習で演技する紀平梨花(カメラ・相川 和寛)

 20日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)でこの日開幕するフィギュアスケートの世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)を特集した。

 スタジオには、佐野稔氏と安藤美姫氏が解説者として生出演。初の世界選手権に出場する女子の紀平梨花は、今大会を制すれば、08年大会の浅田真央さんの17歳を抜き、日本女子史上最年少優勝。GPファイナル、四大陸選手権を合わせ女子初の3冠もかかる。

 紀平について佐野氏が「こんな言い方していいのかどうか分からないんですけど」と前置きしたうえで「ショートってあんまりいいパターンがないじゃないですか。でもフリーで逆転している。でも今回はトリプルアクセルは絶対、飛んで欲しいと思うんですね。他のところで、ちょびっとミスして悔しい思いでフリーに臨んだ方が紀平さんの力が出そうな気がするので」と指摘した。

 これにフジテレビの伊藤利尋アナウンサーが「そんなアドバイスありますか?」と異論を唱え「トリプルアクセル成功して他のところで、ちょっとミスして、そんなアドバイスありますか」と笑いながら質問した。これに佐野氏は「その悔しさをバネにしてフリーでノーミス。それで行って欲しいですね」と返答した。

 一方の安藤氏は「私は、逆にこの最高の舞台でショートとフリーを完璧なもので優勝を狙って欲しいなと思います」と明かすと、スタジオは笑いに包まれ、伊藤アナも「普通の解説者ですよね、コメントとしては。トリプルアクセル以外のところでちょっとミスしろっていうのは、かなり高度すぎるなっていう感じがするんですけど」と笑って佐野氏の解説に繰り返し異論を唱えていた。

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