羽生が明日のフリーへ怒濤のループ調整　終盤３連続で成功

◆フィギュアスケート　世界選手権　第３日（２２日、さいたまスーパーアリーナ）

　２３日に行われる男子フリーの公式練習がサブリンクで行われた。ショートプログラム（ＳＰ）３位の羽生結弦（２４）＝ＡＮＡ＝は４回転ループを重点的に跳んだ。

　「Ｏｒｉｇｉｎ」の曲かけで冒頭の４回転ループが１回転になり転倒した。練習後半は１２本連続でループを跳び続けた。パンクを繰り返しながら、７本目に完璧なジャンプを披露。そこから３連続で成功させ、着氷で右こぶしを握った。　首位のネーサン・チェン（１９）＝米国＝との差は１２・５３点。世界選手権での最大逆転は１６年大会のハビエル・フェルナンデス（スペイン）の１２・０４点差。逆転なら大会史上最大の逆転劇となる。