田中刑事、フリーは159・64点。来季は「4回転トウループも入れて攻めていけるプログラムを」

スポーツ報知
フリーで演技する田中刑事

◆フィギュアスケート 世界選手権 第4日(23日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、2番目に登場した田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=は冒頭に、ショートプログラム(SP)ではミスになった4回転サルコーを着氷。続けて2回転トウループを入れてコンビネーションジャンプを成功させた。その後は3回転を予定していたジャンプが2回転になるなどしたが、大きなミスなく、まとめた。得点は159・64点、合計は238・40点だった。

 自身3度目となった世界選手権を振り返り「今回は(4回転)サルコーに振り回された試合だった。来季は4回転トウループを入れて、もっと攻めていけるプログラムを作りたい」と語った。

 現在の日本男子フィギュアは、羽生結弦と宇野昌磨が引っ張り、また友野一希、山本草太、島田高志郎など若手選手もメキメキ力をつけてきている。田中は自身の現在の立ち位置を冷静に受け止め「ぼくは危うい(立場にいる)。まだ自分にできるものがたくさんあると思いながら、上も下も両方にもまれながら滑っていきたい」と引き締めた。

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