羽生2位「負けは死も同然」 今季世界最高を出した直後にネーサン・チェンが塗り替えてV2

スポーツ報知
男子フリーで演技する羽生結弦

◆フィギュアスケート 世界選手権 最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦(24)=ANA=は、首位との12・53点差を追いかけて挑み、冒頭の4回転ループを着氷するなど、大きなミスなく演じ切り206・10点、合計300・97点で、両方で今季世界最高得点をマーク。圧巻の演技を見せた。

 だが、直後に演じたSP首位のネーサン・チェン(19)=米国=も、ほぼ完璧な演技で、216・02点、合計323・42点をマーク。すぐさま羽生の記録を上回り、今季世界最高を塗り替えた。

 17、18年大会銀メダルの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は4本の4回転ジャンプでミスが出るなどし、178・92点、合計270・32点だった。

 結果はネーサン・チェンが大会連覇。羽生が銀メダル、米国のゾウが銅メダル。

 羽生結弦「正直悔しいですね。ショートでもフリーでも両方とも負けているんで、強くならないといけないというのを痛感してます。勝ちたいなというのは純粋に思ってましたし、こっち来るまではループよかったんですけど、曲でなかなか入らないという日が続いて、実際不安も抱えてましたし、最初のジャンプを降りたのはよかったと思います。やはり負けには負けっていう意味しかないので、はっきり言って自分にとっては負けは死も同然だと思っているので。本当勝ちたいです」

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