宇野昌磨、自らを責める4位「自分の弱さに失望した」3大会連続の表彰台を逃す

スポーツ報知
演技を終え、肩を落とす宇野昌磨

◆フィギュアスケート 世界選手権 最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子フリーが行われ、2018年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は178・92点の合計270・32点で4位。冒頭に組み込んだ4回転サルコーと4回転フリップで着氷が乱れ、SP6位から巻き返せずに3大会連続の表彰台を逃した。「自分の弱さに失望した気持ちが大きい。悔しさもあるけど、それ以上に自分にがっかりした」と涙を浮かべた。

 普段は「ベストを尽くす」と繰り返してきた宇野が、今大会は金メダルを目標に公言した。「自分のためというより、自分を支えてくる人のために優勝したい」。右足首捻挫を3度繰り返す間も、支えてくれた周囲に恩返しがしたかった。内容よりも、結果にこだわった。その選択に、後悔はない。「トップで争える実力はないと言い聞かせて、一から成長して帰って来なければいけない」。どんな絶望の底からも、はい上がるしかない。

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