プチ鹿島が今話題の人々を切る!小池都知事が大賞…報知社会面大賞2017

2017年12月25日7時0分  スポーツ報知
  • 自身で選定した今年の漢字「隠」を手に、報知社会面大賞の面々を斬りまくったプチ鹿島
  • 2017年の報知社会面大賞と過去の受賞者

 スポーツ報知ではいろいろありすぎたこの1年を振り返る年末企画「プレーバック2017」をスタート。第1回は、年間にわたって本紙社会面が報じた人物を「登場回数」や「記事の大きさ」でランキング化する年末恒例の「報知社会面大賞」。今年の大賞は東京都の小池百合子知事(65)が断トツで選ばれた。都議選大勝、衆院選惨敗とジェットコースター状態で乱高下した1年。新聞ウォッチの新星としてメディアに引っ張りだこのお笑い芸人・プチ鹿島(47)が、小池氏らトップ10に選ばれた人々を斬った。(構成・樋口智城)

 私が今年の一字を選ぶとしたら「隠」ですね。モリカケ問題、自衛隊日報問題、日馬富士引退など、全体的に漂うプロセスの不透明感さやウヤムヤ感…。「何か起こった場合、我々はどう感じればいいんだ」と考えるキッカケにもなりました。

 【1位】小池百合子東京都知事(65)

 小池さん、なんだか貴乃花親方とソックリです。両方とも、まァ身近に友人の類いがいない。だって「希望の党」結成の中心にいたのが若狭勝さんですよ。四半世紀も政治経験がある小池さんが、議員になって3年ほどの人に頼らざるを得ない事実…。上の人に取り入ったり、下の人に従わせる「縦のつながり」は強い一方で、一緒に汗を流す「横のつながり」を全く作られない。衆院選でメチャメチャ露呈しちゃいましたね。

 仲間がいないと周辺の理解が得られないので、大衆人気が必要。貴乃花親方のように一足飛びに世間へ訴えていくしかないんです。

 そこで当初叫んだのは「自民都連はブラックボックスだ」。でも、権力持った後は自身がその主張を体現して情報公開しないといけないのに「豊洲移転はAIが決めました」とか言って「隠」の印象を残してしまった。国民から「アレ?」と思われた時点で小池旋風なんか止まってたんですよ。

 都知事就任以降、スケベ根性で国政進出をにらんで動いていたワケですが、今は都政専念。初めて「地味にコツコツ」やりだした。今後はジワジワ挽回して五輪開催の3年後あたりにトップ10返り咲きを目指しましょう。

 【2位】金正恩朝鮮労働党委員長(33)

 ミサイルは、金正恩さんがトランプさんと話させてくれアピールなので、日本列島に落とすわけはない。ただ、語弊はありますが「撃つんならちゃんと正確に海に撃て」と言いたい。逆の意味で北朝鮮の技術頼みというのが痛恨。

 【3位】ドナルド・トランプ米大統領(71)

 11月の来日時に報知さんも記事にされてましたが、トランプさんって「とにかく食べ物に何でもケチャップかけちゃう」人なんですよね。こういう情報って、隠れたスクープ大賞と言っていいほど大事。「外交上のおもてなしをしてるのにケチャップかけちゃう人なんだ」って分かるじゃないですか。こんなガサツなおじさんを相手にしてる各国の大変さが身に染みます。食事した「銀座うかい亭」の肉にはケチャップつけずに「うまいうまい」だったんでしょ? 肉買え買えって言ってんのに、日本の肉が一番であることを証明しちゃった皮肉…。

 【4位】藤井聡太四段(15)

 藤井さんは天才なんですけど、将棋ってスゴさが伝わらない。じゃあ皆さん何に共感するのかって「きょう何食べたか」になっちゃう。メディアの「キリトルのはソコしかないよ」的な伝え方は面白かったですよね。まあ今年は将棋の年。羽生善治竜王の国民栄誉賞検討で、政府まで乗っかってきちゃった。

 【5位】金正男氏(享年45)

 日本は金正男さんに対する受け取りが世界の中で特殊。過去のディズニー追い返され事件から「まさお(笑い)」と親しみを込めていただけに、TVのロケを装う漫画のようなやり方も含めて衝撃的な暗殺でした。ある関係者によると、北朝鮮については国連でも事実上、ほぼ見て見ぬ振りだとか。武器輸出のウラ会社を作ってるとされるマレーシアで殺されたことにゾッとしますね。

 【6位】安倍晋三首相(63)

 そうそう、この前ラジオで「衆院選解散時に安倍首相が『国難は北朝鮮』で言ってんだから、それが事実なら今年の漢字は『北』にならなきゃおかしい」ってしゃべったら、本当にそうなっちゃった。「漢字選定」まで忖度(そんたく)するレベル。そりゃ自民も勝つわな…。

 【7位】眞子様(26)・小室圭さん(26)

 あー、これはもう一服の清涼剤と言うほかないです。

 【8位】籠池泰典(64)・諄子(60)夫妻

 モリカケ問題でひとくくりされてますが「出てこない加計さん」「出過ぎな籠池夫妻」と対照的。籠池さん、保釈まだですよね? 各所が「流行語大賞」登場を阻止するために「忖度」した結果なんじゃ…。

 【9位】山尾志桜里衆院議員(43)

 政治家って国のため人のため動くので、エネルギーある人しかいない。下半身がやんちゃなのは当たり前、個人的に不倫・浮気も仕方ないと思ってます。ただ、山尾さんには強く言いたい。「ヤルなら突っ込まれるな」。若くして出世したんだから、妬まれるのは当たり前。なのに民進幹事長内定の夜に2人でホテルで会います? カジュアルなイタリアンで会うなよ、昔の政治家のように料亭で会えよ、でしょ。狡猾(こうかつ)さも政治家として必要。

 【10位】豊田真由子元衆院議員(43)

 「このハゲー!」のインパクトに隠されていますが、ポイントは「秘書が地元有力者のバースデーカードの宛名を間違えた」という、どーでもいいことが発端だったってこと。いまだ有力者へのプレゼントに気を使う古い土着選挙運動が面倒くせーな、と。

 ◆プチ鹿島(ぷち・かしま)本名・鹿島智広。1970年5月23日、長野・千曲市生まれ。47歳。大阪芸大卒業後、「骨太熱」など複数のコンビを組んだあと、07年にピン芸人に。12年5月からオフィス北野に所属し、時事ネタを得意とする「時事芸人」として新聞、雑誌などにコラムを多数寄稿。TBSラジオ「東京ポッド許可局」などにレギュラー出演中。著書に「教養としてのプロレス」「芸人式新聞の読み方」など。身長157センチ。

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