中村太地王座がトークショーで本紙将棋担当・北野記者にエール「これからも将棋の伝道師として執筆を」

2017年12月29日10時52分  スポーツ報知
  • 中村太地王座(右)とトークを展開するスポーツ報知将棋担当・北野新太記者

 将棋の中村太地王座(29)とスポーツ報知将棋担当・北野新太記者(37)とのトークショー「棋士として生きるということ」が28日、東京・中央区の八重洲ブックセンター本店にて行われた。北野記者の2冊目の著書「等身の棋士」(ミシマ社)の刊行を記念して行われたもので、将棋ファン約100人が集う中、1時間にわたって熱トークが展開された。

 中村王座は今年の10月11日、第65期王座戦5番勝負の第4局で羽生善治竜王(47)を破り、対戦成績3勝1敗で初タイトルとなる王座を獲得した。その瞬間、涙が頬を伝ったことを振り返り、「4年前の失敗があり、夢にも出てくるほどだったので、それを払拭するために頑張ってきた。それ(王座)を取ることで何かが変わる感じがありました。終わった後、記者の皆さんに囲まれ、質問されたのですが、明らかに泣かせにきていましたね」と笑いを誘った。

 「その中でも、北野さんはいつも考えた質問をしてくれます。気持ちを込めて取材して下さる」と語る中村王座に、北野記者は「棋士が次の一手を選択するように、記者も何を聞いて、何を引き出すかは勝つか負けるかの勝負。劇的な瞬間は二度とやってこないので、そこは勝負しなくてはならない。だから質問については、すごく考えます」と自身の仕事観を披露した。

 1時間のトークショーを終え、中村王座は「普段は棋士同士でしかこのようなイベントを行わないので、新鮮な機会でした。これほどたくさんの将棋ファンに聴いて頂き、とてもありがたかったです。北野さんには今後も将棋の伝道師として、素晴らしい記事を執筆頂きたいですね」と笑顔でエールを送った。

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