「金正恩列車」エアフォースワン並み 防弾、応接室、高級ベッドルームに衛星電話

2018年3月29日7時0分  スポーツ報知
  • 金正恩朝鮮労働党委員長が北京入りに使用した特別列車(ロイター)
  • 列車近くで花束を受け取る正恩氏(中央)と李雪主夫人(左)(朝鮮中央通信提供=ロイター)

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が25~28日の日程で中国を訪問し、26日に習近平国家主席と北京で初会談したことが分かった。両国の国営メディアが28日朝、報じた。2011年に最高指導者に就任後初の外遊となったが、使用された特別列車が注目されている。

 電撃訪問は鉄道マニアの“スクープ”で明らかになった。黄色のラインが入った見慣れない深緑色の列車を見掛けた中国の市民が、同国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で動画を公開。「2011年に金正日総書記が訪中した時の列車に酷似している」と話題となり、正恩氏訪中の情報が一気に拡散した。

 韓国メディアによると、正恩氏が乗り込んだのは「1号列車」と呼ばれる特別列車。「走る特急ホテル」とも言われ、防弾設備はもちろんのこと、車内には応接室や最高級のベッドルーム、衛星電話なども設置されているという。米大統領専用機「エアフォースワン」の列車版だ。

 正恩氏は25日夜に遼寧省丹東から中国入り。26日に北京駅に到着し、人民大会堂での習氏との会談に臨んだ。27日午後に再び列車に乗り、北京を出発。28日午前6時(日本時間同7時)ごろに両国を結ぶ鉄橋「中朝友誼橋」を通過した。丹東駅では27日昼過ぎから十数人の警官隊がホーム上で警戒。列車が通過するまで駅前の広場は完全封鎖され、鉄橋周辺も人や車の通行が規制された。

 飛行機なら約2時間の北京―平壌間を時間をかけて列車で移動したことについて、専門家は韓国メディアに「(父の)正日氏と同じ行動を取ることで、中国に権威を示したい意図があったのでは」と説明。正日氏は飛行機嫌いなことで知られ、シベリア鉄道で20日間かけてロシアを訪問したこともあった。

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