住人の親族38歳男が容疑認める 訪問男女3人を相次ぎ殺害か

2018年4月8日7時0分  スポーツ報知

 鹿児島県日置市の民家で起きた男女3人殺害事件で、県警は7日、3人のうち現場近くに住む同市の後藤広幸さん(47)の首を絞めて殺害したとして殺人の疑いで鹿児島・日置市民家住人の親族、無職・岩倉知広容疑者(38)=同市東市来町=を逮捕した。県警によると、「間違いない」と容疑を認め、ほか2人の殺害もほのめかす供述をしている。

 「何があったのか」、「住人はどこに」―。現場はJR湯之元駅に近い住宅街。事件から一夜明けた7日、民家周辺には規制線の黄色いテープが張られ、警戒に当たる警察官やパトカーで物々しい雰囲気に包まれていた。

 民家に住んでいたのは岩倉久子さん(89)と次男(68)の2人。知広容疑者は岩倉さんの孫で次男の息子にあたる。死亡した3人は次男らの安否確認のために訪れた際、襲われたとみられる。県警は同容疑者が行方不明の久子さんと次男についても事情を知っているとみて調べている。

 逮捕容疑は6日午後3時10分ごろから25分ごろ、久子さん宅で近くに住む後藤さんの首を絞めて殺害した疑い。首に絞められたような痕や殴られたような痕もあった。

 死亡したのは久子さんの長男の妻で、同県薩摩川内市天辰町の無職・岩倉孝子さん(69)、孝子さんの姉で同市平佐町の無職・坂口訓子さん(72)、後藤さんの3人。後藤さんは知広容疑者と同じアパートの別の部屋に住んでいた。県警は司法解剖して死因の特定を進める。

 県警によると、6日正午ごろ、久子さんの長男が次男の職場から「数日出勤していない」と連絡を受け、妻の孝子さんに様子を見に行くように頼んだが、その後、孝子さんと連絡が取れなくなった。午後2時20分ごろ、現場近くに住む後藤さんにも依頼したが、同様に連絡が途絶えた。

 長男は6日午後2時49分、「弟と連絡が取れない」と日置署に通報。確認に訪れた署員が室内で倒れている孝子さんら3人を発見した。発見時、玄関は施錠されておらず室内に目立った物色の跡はなかった。6日同7時ごろ、知広容疑者が日置市内を1人でいるところを捜査員が発見、任意同行して事情を聞いていた。7日早朝には孝子さんの車が現場近くで見つかった。

 一家を知る男性らは知広容疑者について「引きこもりがちで、最後に見かけたのはかなり前。車が好きだったが、働いておらず家族から援助を受けていたのでは」、「小さいころから知っており、信じられない。考えられるのは金銭トラブル」などと語った。

社会
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ