将棋の高見叡王が就位式 「これからも『高み』を目指して頑張ります

スポーツ報知
日本将棋連盟・佐藤康光会長(左)から就位状を受け取る高見泰地叡王

 将棋の第3期叡王就位式・祝賀パーティーが13日、都内ホテルで行われ、今期からタイトル戦となった「叡王戦」で初タイトルを獲得した高見泰地叡王(25)が就位状を受け取った。

 高見叡王は、34年ぶりの新タイトル戦となった叡王戦で段位別予選、本戦トーナメントを勝ち上がり、金井恒太六段(31)との決勝7番勝負では負けなしの4連勝で初戴冠した。

 テレビでの軽妙な解説などでも人気を誇る高見叡王。「タイトルは小さい頃からの夢でした。実現できたことをこれからの励みにしたいです。これからどんな苦難が来ても、今日のことを思い出して頑張っていきたいです」。昨年3月に立大を卒業し、本業に専念したことを飛躍への契機とした。「大学を卒業して、これからやってやろうと思っていた時に叡王戦がタイトル戦になりました。自分は持っていると思います。これからも高みを目指して頑張ります」。用意していたセリフを決めて拍手喝采を浴びた。

 新たなスターの誕生に、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(48)は「見事な勝負術、終盤力を発揮された。人気棋士の1人でしたが、勝負強いイメージはなかったので驚いています。今日が新しいスタート。歴史をつくっていってほしいです」とエールを送っていた。

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