岐阜・多治見市で40・7度 四万十市以来5年ぶり大台

スポーツ報知

 東北南部から東日本、西日本にかけての広い範囲で気温が上昇した18日、岐阜県多治見市では40・7度を記録し、今年の最高気温となった。40度超えは2013年8月の高知県四万十市以来、5年ぶり。同県美濃市でも観測史上最高の40・6度を記録したほか、気温の上位10か所中7か所が岐阜県だった。

 「猛暑」ならぬ「酷暑」が日本列島を覆った。全国927の観測点のうち、7割近い640地点で30度を突破。185地点が35度以上の猛暑日となった。トップは歴代2位の記録(40・9度)を持つ多治見市。午後2時半に40・7度を記録した。駅前に設置された温度計は一時、41度以上を示す場面も。冷たいペットボトル飲料がすぐにぬるくなる暑さに、広場の噴水では水浴びをする人の姿も見られた。

 この日は美濃市が40・6度で続き、この2か所が40度超え。気象庁によると、7月の“大台突破”は、甲府市で40・4度となった04年7月21日以来14年ぶり。

 多治見市は13日から6日連続で猛暑日に。気温が高くなる理由については諸説あるが、狭い盆地で温度の高い空気がたまりやすいこと、名古屋市の中心部で排出された熱が南西からの風で運ばれること、岐阜県と滋賀県の間にある伊吹山地によるフェーン現象(山の斜面に当たった風が下降気流になった時に温度が上がる現象)などが考えられるという。

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