大阪のレジャー施設からミーアキャットが逃走
スポーツ報知
複合型レジャー施設「みさき公園」(大阪府泉南郡)は19日、同園で飼育しているミーアキャット1頭が逃げ出したと発表した。
同園によると、17日午後12時半頃、男性の飼育スタッフがエサをやろうと獣舎のドアを開けた際に飛び出し、付近の側溝に逃走した。すぐに側溝を封鎖し、他のスタッフらにも応援を要請。一度は発見したものの、捕獲できずに見失ったという。
通常は獣舎内に入る際、ドア付近に動物がいないことを確認するが、男性スタッフは「ミーアキャットは、通常ドア付近にいた場合でもドアを開けて入る際には(ドアから)離れていくもの」と思いこみ、ドアを開けてしまったことが原因の一つと考えられている。
スタッフらは現在も通常の飼育業務の合間を縫って捜索を続けているが、発見には至っていない。大阪は連日、最高気温35度を超える酷暑日が続いているが、担当者は「基本的には暑い地域に生息する動物なので、暑さはそれほど問題ではない。群れで行動し、帰巣本能があるので戻ってきてくれれば」と説明している。
ミーアキャットはマングース科スリカータ属の小動物で、生後9か月で性成熟する。昆虫や植物が主食。2本の足で立って周囲をきょろきょろと警戒する姿が愛らしいと話題になった。
逃走した「シオン」は、生後11か月のメスで体色は灰褐色。体長25~30センチ、体重約800グラム。人間に対する攻撃性はないが、場合によってはかみつく可能性もあるといい、担当者は「見つけた場合は無理につかまえようとせずに、みさき公園までご一報いただければ」と話している。情報の連絡先は同園(072―492―1005)まで。