広島ファン、V持ち越しに落胆

スポーツ報知
広島市中区の「45 bis “あわ”」の前に集まった広島ファンからはため息がもれた

 広島の27年ぶりとなる本拠地胴上げがお預けとなった24日、広島県民はため息を漏らした。

 大一番に赤ヘル党が集う、広島市中区の炭火焼き店「45 bis “あわ”」の前には、店外に向けたモニターで広島ナインの奮闘を見守ろうと、数百人のファンが集結。小雨に打たれながらVを祈ったが、DeNAに敗れた瞬間、「ああ…」と肩を落とした。

 同じ名字の背番号2のレプリカユニホームを着て応援した広島市在住の公務員・田中麻穂さん(30)は「勝って優勝しないとスカッとしない」と残念がりつつ、マジック対象チームのヤクルトにリードを許す中日の逆転劇を期待したが、9回表にリードを5点差にされると、観念したように仲間と店を後に。「3連休の最後。デーゲームで決めてから、夜においしいお酒を飲もうと思ったんですが…」と“足踏み”を悔しがった。

 学校が休みの学生もガックリ。マツダスタジアムの「ただ見エリア」に午前8時半に一番乗りした府中町の阪本大遥(たいよう)さん(15)は「憧れの地元胴上げを絶対見たい」とエリアの一番前に陣取ったが、この日はかなわなかった。

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