チケット高額転売の規制法が成立 ネット上も含むダフ屋行為を禁止

スポーツ報知

 スポーツやコンサートのチケットを高額で転売することを禁じる入場券不正転売禁止法は8日未明、参院本会議で可決、成立した。2020年の東京五輪・パラリンピックや25年の大阪万博に向け、これまで有効な規制がなかったインターネット上でのダフ屋行為に歯止めをかける。

 「特定興行入場券」(主催者により「転売禁止」の旨が明記され、本人確認などの転売対策がされた紙・電子チケット)が対象で、販売価格を超える、業として(反復継続し、社会通念上、事業の遂行とみることができる程度のものをいう)のチケット転売や不正転売目的で譲り受ける行為を禁止する。転売目的の不正な買い占めが禁止され、正規価格でのチケット流通促進が期待される。

 罰則は1年以下の懲役か100万円以下の罰金、または両方を科す。法律の施行は2019年6月の予定。

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