初代eリーグ「セ」王者・ベイスターズの勝因は「原点回帰」

スポーツ報知
セ・リーグ優勝した左から横浜・ヒデナガトモ選手、じゃむ〜選手、AO選手

 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」セ・リーグ第5節、横浜DeNAベイスターズが8日、10勝5敗、勝率6割6分7厘でセ・リーグの初代リーグ王者に輝いた。

 優勝の重圧のかかる第2試合では、5回に逆転されるも、最終回(6回が最終回の特別ルール)に満塁と攻め込み、リーダー・じゃむ~選手(33)が1点差を追いついた。延長7回には1死一、二塁からセンター前にはじき返し逆転。さらに追加点を入れ、7―5で接戦を勝ち切った。

 「朝、『いける』という自身がありました。妙な集中力があった」。壮絶な延長戦の接戦を制し、胴上げ選手となったリーダー・じゃむ~選手。勝利の秘策は“原点回帰”だった。スイングのボタンを押してから、目と指で打つ球を追う―。初心に帰った意識改革が、今日の勝利を導いた。「技術的にも精神的も自分をリメイクできた」と胸を張る。

 チームワークの良さも光る。6回、同点の犠牲フライでリーダーの背中を押したのは、チームのAO選手(22)の「GO!」の一言だった。じゃむ~選手は「チームメートが声をかけてくれた。年の差はあるけど、いろいろ言い合える仲です」と胸を張る。AO選手も「チーム結成当初、本当に入りやすかった。ありがたいです」。チーム力は初めから折り紙付きだった。

 目標の頂はリーグ優勝ではない。「目指すはもちろん日本一です。この3人ならいけます」と誰よりも早く口をついたのはヒデナガトモ選手(19)。「ファンの声援は力になります。これからも日本一に向けて応援お願いします」。史上初のeリーグ優勝に早くも照準を合わせた。

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