ホークスが2位決定。代表決定戦で再び下克上狙う「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」

スポーツ報知

 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 2018」のパ・リーグ最終節が9日、東京・KONAMIホールで行わた。福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテマリーンズに4―1、0―3、3―2の2勝1敗で勝ち越し、ホークスの2位が決定。上位3チームが進出し、プロ野球のクライマックスシリーズに当たる「eリーグ代表決定戦」にホークスが駒を進めた。

 リーグ最弱の男が勝負を決めた。tell選手(24)は試合が始まる前までパ・リーグで投手成績、打撃成績ともに最低の成績。「全然結果が出なくて申し訳なかった」。1週間、配球の見直しと直球打ちに絞って練習してきた。だが、勝たなければ代表決定戦に進むことができない重圧が襲った。試合前には手足の感覚が消え、トイレで吐いた。

 しかし、試合では落ち着いていた。「テレビ画面の前に座ったら何とかなった」と“プロ魂”を見せつけた。2回表に先制するも、その裏には本塁打を浴びて同点になったが、「そんなにショックはなかった」と冷静に対処。3回にはホームスチールを含めしぶとく2点をもぎ取り、代表決定戦への切符を手にした。「一矢報いることができて本当に良かったです。最後の最後にチームに貢献できた」。勝利の瞬間、目に涙を浮かべ、仲間と抱き合った。

 プロ野球でもホークスは2位から日本一に輝いた。だからこそ狙うは日本一しかない。「まだこのユニホームで戦えるのはうれしい。現実と同じように、ホークスを日本一にしたい」。最強の舞台で、“最弱男”の逆襲が始まる。

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