ＮＨＫ、盗撮で逮捕のチーフ・プロデューサーを停職３か月の懲戒処分

　ＮＨＫは１１日、報道局ニュース制作センターの４２歳のチーフ・プロデューサーを停職３か月の懲戒処分としたことを発表した。

　同プロデューサーは、今年１０月に東京・世田谷区の京王井の頭線下北沢駅のエスカレーターで、女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れたとして東京都の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。その後不起訴処分となったが、同局の社会的信用を大きく損なった責任は重いと懲戒処分となった。

　ＮＨＫはこの件について「関係者や視聴者の皆さまに、深くお詫びいたします。職員への指導を徹底してまいります」とコメントした。

　そのほか、帯広放送局技術部の５１歳の副部長が２０１６年７月から今年１１月にかけて単身赴任をしていると嘘の届け出をし、偽造された証票を毎月提出することで、単身赴任手当等計５２４万２１６０円を不正に受け取っていたとして、全額の弁済と同時に、懲戒免職としたことも併せて発表された。