ロックイベントで骨髄バンク登録 白血病公表の池江を助けたいと提供志願者8倍に

スポーツ報知
白血病チャリティーロックイベント「COTSU FES 2019」で骨髄ドナー登録の説明を受ける人たち

 白血病チャリティーのロックイベント「COTSU FES 2019」が16日、神奈川・川崎市のCLUB CITTA’で行われ、3人組ロックバンド「サンボマスター」らが参加した。

 白血病患者で現在も闘病中の永田義史さん(42)が発起人で、イベントは昨年に続き2回目。献血や骨髄ドナー登録会も行われた。永田さんは「ドナーがいないと、治療のスタートラインにも立てない。温かい気持ちでスタートラインに立たせてください」と訴えた。

 競泳女子のエースで白血病を公表した池江璃花子(18)の助けになりたいとドナーを志願者は増加。献血車を用意したところ、混雑時には90分待ちにもなり、ドナー登録希望者は40人に達した。通常このようなキャンペーンをしても、新規登録者は5人ほどだという。

 慢性活動性EBウイルス感染症で自身も骨髄提供を受けたという、プロスノーボーダーで一般社団法人SNOWBANK代表理事・荒井daze善正さん(39)は「皆さんの白血病に対する意識が高くなってきているのを感じる。日本全体で関心が高くなってくれれば」と期待を膨らませた。

 実際にドナー登録した女性会社員(37)は「池江選手が突然の病を公表して、自分に何かできることはないかと思い登録した」。同じく登録した男性自営業(38)も「登録しようと思っていたが、池江選手がきっかけで踏み出せた」と話していた。

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