韓国文議長、日本側に反発「盗っ人たけだけしい」 謝罪は「首相が1位、その次が天皇」

スポーツ報知

 韓国の文喜相国会議長は18日までに、天皇陛下による謝罪で慰安婦問題が解決するとした自身の発言について、日本側が求めている撤回や謝罪には応じない考えを示した。その上で「謝罪すべき側がせず、私に謝罪を求めているのは盗っ人たけだけしい」などと反発した。

 朝鮮日報(電子版)では単独インタビューを掲載。最初に謝罪すべきは安倍晋三首相(64)とし、次が天皇陛下とした。「韓日間の歴史問題に関してきちんと和解するには、日本を代表する首相や国王の真摯(しんし)な措置が必要だという次元でした話だった。誰が見ても、日本を代表する人の象徴的な謝罪『申し訳ない』の一言を言えばいいということだった」と釈明。ただ、日本政府トップによる謝罪要求が必要との立場を変えず、「謝罪の主体をただすなら、現職首相である安倍首相が1位、その次の2位が天皇になるだろう」などと持論を展開している。

 菅義偉官房長官はこの日の会見で「文氏の発言は甚だ不適切だ。その後も不適切な発言を繰り返しており、憤りを禁じ得ない」と批判。「わが国の厳しい立場は既に繰り返し述べてきた通り。韓国に対し、適切な対応を強く求めていく立場に変わりはない」と強調した。

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