【新刊レビュー】最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実

スポーツ報知
河合禎昌著「最後の頭取」

 ▼「最後の頭取 北海道拓殖銀行破綻20年後の真実」(河合禎昌、ダイヤモンド社、1944円)

 1997年、都銀として初の破綻を迎えた時のトップが、当時の状況から特別背任罪で収監された刑務所での生活までを初めて、そして余すところなく語り尽くした。20年の沈黙を破って明らかにされた言葉の一つ一つには、当時の息遣いが聞こえてくるようなリアリティーがある。

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