虚実入り乱れる情報化社会で、塩田武士さんが切り込んだ「誤報の奥の深さ」

「歪んだ波紋」の著者・塩田武士さん。敬愛する松本清張が「戦争」を背負って昭和を描いたのに対し「情報」を背負って現代を描いていきたいと意気込んでいる(カメラ・甲斐 毅彦)

9月18日 12:00

 グリコ・森永事件を題材にしたベストセラー長編小説「罪の声」で山田風太郎賞を受賞した作家・塩田武士さん(39)が、自身初の連作短編集「歪んだ波紋」(講談社、1674円)を刊行した。現代の新聞、テレビ、ネットメディアなどを題材にした5つの物語に共通するテーマは、誤報。虚実の情報が入り乱れて飛び交う情報化社会の歪(ゆが)みに、さまざまな角度から切り込んだ問題作だ。(甲斐 毅彦)  続きを読む…

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