【みのもんたコラム】星野仙一さん「珍プレー好プレー」の思い出

2018年1月21日12時0分  スポーツ報知
  • 星野仙一さん

 親交があったプロ野球・楽天副会長の星野仙一さんが亡くなりました。突然の訃報は悲しく、残念としかいいようがない。

 良く覚えているけれど、現役時代の星野さんは巨人にドラフトで指名されなかったことを逆にエネルギーにして、ONに立ち向かっていった。引退後は中日、阪神、楽天の3球団で監督になって優勝に導いた。名古屋では、よく星野さんと一緒に食事をしたね。私はお酒を飲むけど、星野さんは雰囲気を楽しんでいる感じで、野球の話はほとんどしなかった。政治、経済、歴史の話とか、とにかく話題が豊富だったね。

 オフになると放送された「珍プレー好プレー」では実況も担当させてもらいました。今、その映像を見ても、星野さんはド迫力だよ。「絶対負けない」という姿勢が前面に出ていたし、実況していて楽しかったね。

 星野さんは少年たちの野球人口が減っていることに危機感を覚えていたようだね。プロとアマチュアの融合の必要性をいつも強調していたし、特に東京五輪は一緒に取り組める大きなきっかけになる、と。確かに、都内の公園には「野球、サッカーなどボール遊び禁止」って当たり前のように看板がある。昔のように空き地で野球をして遊ぶこともできないよね。

 役所には「けがのリスクがある」とか言い分もあるんだろうけど、「禁止」ばかりじゃ何のための公園か分からないよ。でも、環境面を整えるにはお金が必要だよね。賛否両論ある「野球くじ」について「プロは1円も取らないで、少年たちや教育施設に還元すべきだ」と言っていたね。

 みなさんは「みのさん」って呼んでくれる。でも、星野さんは「もんたさん」って呼んでくれた。また、「もんたさん、久しぶり!」って呼んでほしい。ご冥福をお祈りします。(フリーアナウンサー)

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