【ヤクルト】由規がチームに涙の別れ「しがみついても野球をやりたい」

スポーツ報知
ヤクルトから来季の契約を結ばないと通告され、涙を浮かべて会見する由規

 ヤクルト・由規投手(28)が2日、都内で来季の契約を結ばないと通告された。今季は7年ぶりに開幕ローテ入りも、右肩違和感で6月2日の楽天戦(楽天生命)を最後に2軍でも登板なし。現役続行の道をさぐるため、11年間在籍した愛着あるチームを去る寂しさと感謝で涙をにじませた。

 会見場で席に着くと、第一声から目は潤んでいた。5球団競合の末の入団、日本人初の160キロ超え、リハビリを乗り越えての白星と思い出は尽きない。功労者として引退を打診され、熟考した中での決断。「やると決めたからには、しがみついても野球をやりたい気持ちを伝えましたし、現状は厳しいと思いますけど、ボロボロになるまで野球を続けたいという決断に至りました」と時折声を詰まらせながら、思いを吐き出した。

 今後はトライアウト受験を第一目標に調整。NPBに限らず、プレーの可能性を目指す。

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