【広島】大瀬良、6回1失点CS初勝利 緒方監督「大地の投球に尽きる」と絶賛

スポーツ報知
お立ち台でガッツポーズの鈴木(右)と大瀬良

◆2018 マツダ クライマックスシリーズ セ 広島6―1巨人(17日・マツダスタジアム)

 立ち上がりから150キロ超の剛球を連発し、巨人打線をねじ伏せた。大瀬良が第1戦先発の大役を務め、6回5安打1失点の好投。自身CS初白星をつかみ取り、「初回は勢いが大事。ゼロで抑えようと思って頑張った」とお立ち台でほほ笑んだ。

 初回、先頭の坂本勇に中前打を浴びたが動じない。田中俊を「狙い通り」と内角直球で二ゴロ併殺に仕留め、マギーも三ゴロに。リズムに乗り、尻上がりに調子を上げた。6回に1点を失い、なお2死満塁のピンチは長野を外角カットボールで二飛。緒方監督も「(大瀬良)大地の投球に尽きる」と褒めちぎった。

 CSでは14年の阪神との第1S2戦目(甲子園)以来の先発で躍動。16年は日本ハムとの日本シリーズ第3戦で大谷にサヨナラ打を浴びて敗戦投手。17年はDeNAとのCS最終Sで1試合に登板したのみで3失点というポストシーズンでの屈辱も晴らした。「しっかり、準備したい」。今季最多勝と最高勝率の2冠に輝いた若きエースは、浮かれることなく早くも次を見据えた。

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