【オリックス】佐藤達也が現役引退 フロント入りへ「違う形で恩返しできたら」

スポーツ報知
佐藤達也

 オリックス・佐藤達也投手(32)が29日、現役引退を表明した。2013、14年に最優秀中継ぎ投手に輝いたが、近年は右肩などのけがに悩まされ、今季は自身初の1軍未登板。この日、球団から来季の契約を結ばない旨を通告され、「一つの区切りをつけようと思って決めました。入団した時からお世話になっている球団。やめるときはこの球団で終わりたいとずっと思っていた」と決断した。

 埼玉・大宮武蔵野高から東海大北海道、ホンダを経て、11年ドラフト3位でオリックス入団。2年目の13年から抑えの平野佳(現Dバックス)とともに、勝利の方程式としてフル回転した。輝かしい実績も持つが「やっぱり(リーグ2位の)14年。あの年に優勝できなかったことがずっと心にありました。球団、ファンの人に申し訳ないという気持ちはある」と悔いを口にした。

 現役について「まだまだできると思っている自分もいる」と、未練は消えない。今後はフロント入りする予定。「ずっと迷惑ばかりかけてきたので、違う形で恩返しできたら」と、第2の野球人生でも貢献することを誓った。(原島 海)

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