【巨人】マルティネス、外野も挑戦「阿部さん、坂本さんのような強打者目指す」

　巨人のホルヘ・マルティネス内野手（２５）の来季残留が１４日、発表された。

　球団を通してコメントを発表し、「来年もジャイアンツに戻ってこられてうれしい。内野はもちろん、外野の守備も鍛えたい。よりパワーアップして、尊敬する阿部さん、坂本さんのような強打者を目指す」と来季への決意を表明した。

　ドミニカ共和国出身のマルティネスは右投げ両打ちの内野手。国際部・大森剛氏が行ったトライアウトで合格して育成選手として昨年、巨人に入団。今季途中、７月に支配下登録されると１軍デビュー戦で左打席で本塁打。８月には右打席でも本塁打を放った。

　１９試合で打率１割８分、２本塁打、５打点。ヘッドスライディングで左手小指を負傷した影響もあり、シーズン終盤は２軍だった。

　内野ならどこでも守れる器用さを持つ。今季１軍では二塁、遊撃の出場しかなかったが、ファームでは危機管理の一環として外野の守備練習も行っていた。明るい性格でチーム内で「マルちゃん」と呼ばれて溶け込むマルティネス。来季は全てのポジションをやるつもりで日本に戻ってくる。

　この日はヤングマン、メルセデス、アダメスとの契約更新、複数年契約のマシソン、ゲレーロの残留、カミネロとマギーの退団も発表された。