旧貴乃花部屋の引っ越しが行われる 貴公俊は涙も近隣からは「負けるな」のエール

スポーツ報知
貴公俊(中)は引っ越した千賀ノ浦部屋の力士にあいさつ

 1日に部屋消滅が決定した大相撲の旧貴乃花部屋の力士たちが移籍先の千賀ノ浦部屋への引っ越しを2日、行った。この日午前に移籍が決まった力士8人のうち、幕下以下の5人が布団や衣装ケースを積んだワンボックスカーとともに東京・江東区の旧貴乃花部屋から台東区の千賀ノ浦部屋へ移動した。

 千賀ノ浦部屋に到着すると、「頑張れ」「負けるな」という声が飛び、出発時はタオルを顔に当てて泣いていた幕下・貴公俊も出迎えを受け、笑顔で返した。

 元貴乃花親方の花田光司氏(46)に代わり師匠となる千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)は、移籍してくる力士を含めた弟子を集めてあいさつ。「『うちの方針でやってもらいます』と伝えると、『はい』と素直に言ってくれた。今まで通りやってきたことを教えるだけ。思ったより和気あいあいとしていました」と安心した様子だった。

 旧貴乃花部屋では小結・貴景勝が午後2時半過ぎに外出。おかみさんだった景子さんも午後2時40分過ぎに外出したが、多くの報道陣に囲まれて再び部屋の中に引き返すなど、多少の混乱があった。

スポーツ

×