【東都】亜大・小山翔吾が異例の転身…DEEN池森プロデュースで歌手デビュー

スポーツ報知
歌手デビューする小山は武道館ライブを目標に掲げた

 東都大学リーグ4年生の進路が、ほぼ出そろった。亜大の小山翔吾投手は「このまま君だけを奪い去りたい」「瞳そらさないで」などのヒット曲で知られるDEENのボーカル・池森秀一(48)のプロデュースで、来年2月に歌手デビューする。

 超異例の転身だ。在学中の来年2月にデビュー予定の小山は「武道館でのライブを目指したい。全国ツアーも回れるようになりたい」と目を輝かせた。

 昨秋の就職面談で、生田勉監督(51)に歌手への夢を告白。以前から親交のある指揮官から相談を受けた池森は「思いっきり厳しく言おうと思ったら、素晴らしかった」と驚嘆し、プロデュースを引き受けた。

 プロが認めた美声は、巨人ドラフト4位の北村拓己とのカラオケ通いで育まれた。「多い時は週に1回。お互い、自分の声を録音して、後で聞き直して確認するんです。『ここはもっとこうだった、ここは良かった』とか」。2年時には同部屋で過ごし、EXILEなどのDVDを見て盛り上がった。

 得意とするのはバラード系。カラオケの採点では、HYの「Song for…」などで「97点」をマーク。作詞も担当したデビュー曲も、池森らとの相談の上で、バラード調の「今すぐ逢いたい」に決まった。

 亜大野球部初のプロ歌手誕生。主将の北村、阪神ドラフト2位の高橋遥人からは、登場曲の提供を熱望された。「人の支えになったり、勇気を与えられる歌手になりたい」。武道館のステージを目指して、全力疾走する。(青柳 明)

 ◆小山 翔吾(こやま・しょうご)1995年9月12日、京都・伏見区生まれ。22歳。静岡・加藤学園に進み甲子園を目指したが、3年夏は県2回戦敗退。亜大での登板は2年秋の開幕戦1試合のみ。打者2人に四球を与えて降板した。174センチ、72キロ。右投右打。

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