富士大のテイクバックゼロ左腕・渡辺が変身!東北高時代より横からで左殺し!

2018年3月15日7時30分  スポーツ報知
  • 左手を顔の近くに置くテイクバック“ゼロ”投法は健在の渡辺
  • 16年8月9日、夏の甲子園で横浜戦に先発した東北・渡辺

 独特の投法で強力投手陣に食い込む! 北東北大学野球リーグ8連覇中の富士大(岩手)で、左腕の渡辺法聖投手(新2年)=東北=がベンチ入りを目指して奮投中だ。2016年夏の甲子園で話題となったテイクバック“ゼロ”投法を続けながら、今年から“横手投げ”に転向。春のリーグ戦(4月21日開幕)を目指し、プロ注目左腕・鈴木翔天(そら)投手(新4年)=向上=ら先輩投手に肉薄する。

 なりふり構っていられない。東北のエースとして16年夏の甲子園に出場した渡辺が、冬場から投球フォーム改造に取り組んでいる。

 参考にしたのは同様に横手投げへ転向し、侍ジャパン入りした楽天・高梨雄平投手(25)だ。

 左腕をこれまでより下げて、横手投げのようなフォームになっているが、渡辺は「スピードより、制球や打ちづらさを重視した」と説明。投球時、体の近くに左腕をつけて出どころを見えにくくする「テイクバック“ゼロ”投法」は健在で、サイド気味の投球は、打者にとってはボールの出どころがさらに分かりにくくなった。

 腕の振りに合わせ、下半身の使い方も横回転を意識。球速は130キロ台中盤だが、スライダーなどは左打者にとっては逃げるような感じで、効果的な球筋に変わった。

 昨年の公式戦は、6月の東北地区大学野球選手権で投げたものの、リーグ戦登板はなし。渡辺は今月1~11日の沖縄合宿ではオープン戦2試合をともに1回無失点に抑え、豊田圭史監督(34)も「面白い存在になってきた」と評価した。

 「任された回を抑えたいし、左打者には打たれたくない」と力強く語った渡辺が、鈴木ら実力派そろいの投手陣で、まずは“左殺し”として存在感を見せる。(有吉 広紀)

 ◆渡辺 法聖(わたなべ・ほうせい)1998年6月24日、宮城・仙台市生まれ。19歳。小3で野球を始め、6年時に楽天ジュニアでプレー。郡山中から東北に進み、3年夏に甲子園出場も初戦敗退。昨年富士大に進学。179センチ、82キロ。左投左打。血液型O。家族は母と兄3人。

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