【関西学生】近大の“糸井2世”佐藤、満塁弾始め3安打5打点!史上2人目サイクル安打は逃す

スポーツ報知
満塁本塁打を含む3安打5打点と活躍した近大の佐藤

◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第2節 近大10―7関学大(17日・南港中央球場)

 第2節の1回戦1試合が行われ、近大が10―7で関学大を破り、先勝した。4番の佐藤輝明三塁手(2年)は、3回に適時三塁打を放つと、4回に右翼へ特大の満塁本塁打をかっ飛ばした。2回には左前安打をマークしており、二塁打が出ればリーグ史上2人目のサイクル安打だったが、惜しくも記録達成はならなかった。

 1年春の開幕戦から主軸を務めてきた佐藤が、リーグ通算3号を放った。「打った瞬間に『行った』と思った。(サイクル安打の意識は)ちょっとあったけど、自分の打撃をしようと思った」と、力みはなかったが、4打席目は空振り三振、5打席目は一ゴロに倒れた。

 この日は、近大のエース左腕・小寺兼功(4年)の視察で8球団14人のスカウトが訪れており、佐藤は強烈なインパクトを与えた。阪神の畑山チーフスカウトは「飛ばす力がある。すでにトップレベル。大学時代の糸井と双璧。負けないぐらいの飛距離がある」と、1年からレベルアップしたことを喜んだ。

 田中秀昌監督(61)も「飛距離はNO1。規格外」と絶賛するスラッガーは「チームの優勝が第一。本塁打は5本ぐらい打てれば」と、大きな目標を掲げた。

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