大体大、阪神大学リーグ63季ぶり2度目最下位…初降格危機

スポーツ報知
63季ぶりの最下位が決まり、落胆してベンチを出る大体大ナイン

◆阪神大学リーグ▽3回戦 天理大16-4大体大(11日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 阪神大学リーグは第5節の3回戦2試合が行われ、リーグ最多37度の優勝を誇る大体大が4―16で天理大に大敗し、1986年秋季以来、63季ぶり2度目の最下位が決定した。26日から始まる2部との入れ替え戦(相手未定・南港中央)に回る。巨人の上原浩治投手らを輩出した名門が、初の2部降格の危機に陥った。

 今季を象徴する惨敗だった。大体大は5投手が天理大にリーグ新記録の23安打を浴び、16失点を喫した。中野和彦監督(59)は「開幕前に『君たちは決して強くないから、もっと練習せないかん』と言っていた。『何とかなるわ』という気持ちでいた。このチームは甘い」と、手厳しかった。

 専用グラウンドがなく、Aチームは主に雨天練習場を使用するため、守備練習ができないという。「人数は多いけど、選手層が薄い」と、指揮官は低迷の原因を挙げた。(伊井 亮一)

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