【東都】中大除く5校に優勝の可能性 「戦国東都」が大混戦!今後のみどころは?

スポーツ報知
今秋ドラフト候補右腕の東洋大・甲斐野央

 東都大学リーグは、22日から第7週が予定されている。勝ち点3で単独首位の東洋大だけが自力優勝の可能性があり、勝敗表の通り、中大を除く5校も優勝の可能性を残している。

 駒大3回戦で20奪三振をマークしたエース右腕・上茶谷(かみちゃたに)大河(4年=京都学園)、最速159キロ右腕の甲斐野央(ひろし、4年=東洋大姫路)、故障で戦列を離れている153キロ右腕の梅津晃大(4年=仙台育英)の、ドラフト1位候補3投手を擁する東洋大は、最終週の亜大戦で勝ち点を挙げれば、3季連続の優勝が決まる。

 自力優勝の鍵を握るのは、2戦目の先発だ。4カードを終えて、エース上茶谷が7試合で4勝1敗をマークしているが、そのうち3回戦が2勝(3先発)。16年センバツV腕の村上頌樹(2年=智弁学園)が打ち込まれるなど、2戦目の先発投手に勝ち星が付いていない。

 開幕から3カード連続で3回戦(引き分けを含む)を経験し、前カードの立正大戦では、連敗で勝ち点を落としている。

 4月中旬のオープン戦で右くるぶしを打撲して戦列を離れている梅津が復帰の見通しだが、状態は未知数。杉本泰彦監督は「亜細亜との決戦に向けて、どうやっていい練習をしていくか」と万全な状態に仕上げて臨む覚悟を示している。

 22日からの今カードで国学院大が立正大に連勝なら、勝ち点3で並び、勝率6割3分6厘として首位浮上。駒大が中大に連勝なら、同じく勝ち点3で勝率6割として、東洋大に並ぶ。

 国学院大は右腕の清水昇(4年=帝京)と左腕の山岡就也(4年=広島新庄)を擁し、Wエースの出来がカギ。打線好調の駒大は、エース右腕の辻本宙夢(ひろむ、4年=静岡)、セットアッパーの白銀(しろがね)滉大(4年=柏日体)に、いい形でつなぎたい。

 また、1部残留をかけた5位争いもサバイバルだ。勝ち点1の中大は、勝ち点獲得が最下位脱出の絶対条件。エース右腕・伊藤優輔(4年=小山台)、リーグ3位の打率4割をマークしている吉田叡生外野手(4年=佐野日大)のバットに期待がかかる。

 ◆東都大学リーグ今後の予定

 【22日】立正大―国学院大、中大―駒大(11時・神宮)

 【29日】東洋大―亜大(11時・神宮)

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