【大学選手権】35年ぶり出場の唯一の国立大・広島大、初勝利ならず

スポーツ報知
4回無死一塁、2ランを放った広島大・国政(右)はガッツポーズ

◆報知新聞社後援 全日本大学野球選手権第2日 ▽1回戦 東北福祉大8―3広島大(12日・東京ドーム)

 35年ぶり3度目出場の広島大(広島六大学)は、エースの中田朋輝(4年)が6回で8失点し、東北福祉大(仙台六大学)に敗れた。

 今大会唯一の公立(国立)である広島大は、全日本大学選手権で初勝利を逃した。プロ注目の中田は自己最速まで3キロに迫る145キロをマークしたものの、6回13安打8失点。防御率0・89でMVPを獲得したリーグ戦のような投球ができなかった。「自分の実力不足。スピード、変化球のキレを、もう一段上げないといけない。まだ上(のレベル)でできる実力じゃないと分かった」と、冷静に振り返った。

 山口・宇部高時代の最速は130キロ中盤。大学入学後に体重が約15キロ増えて成長したように、伸びしろはある。工学部の機械システム工学科に在籍する理系男子は「将来的にはプロを目指したい」と、夢を追いかける覚悟だ。

野球

×