【大学選手権】宮崎産業経営大の「ハンカチマー君」田中佑樹が好投で8強入りに貢献!

スポーツ報知
5回から2番手として登板し、5回1失点の好救援で宮崎産業経営大を初の8強入りに導いた田中佑樹(カメラ・泉 貫太)

◆報知新聞社後援 第67回全日本大学野球選手権第3日 ▽2回戦 宮崎産業経営大3―1福井工大(13日・東京ドーム)

 宮崎の“ハンカチマー君”こと田中佑樹投手(2年・鵬翔)が躍動した。

 2―0の5回から登板し、5回を3安打4奪三振1失点と好リリーフ。170センチ、68キロと小柄だからこそ意識している、ダイナミックな投球フォームで福井工大打線を翻弄した。「緊張したけど、6回以降は真っすぐが低めに決まり、抑えられて良かったです」と満足げに振り返った。

 ヤンキース・田中将大と日本ハム・斎藤佑樹を並べたような名を持つが「巨人の菅野投手の直球にあこがれています」と田中。高校2年のとき、巨人の宮崎春季キャンプを見学し、真っ先にブルペンに向かった。「(菅野投手の直球は)1ミリも(捕手の)ミットが動かないんです」。速さは言うまでもなく、コントロールの良さに感激した。この試合も5イニングで無四球と菅野から見て学んだ制球力を十二分に発揮した。

 準々決勝は九産大との九州対決に決まった。相手はこの日、今秋ドラフト1位候補で東洋大の上茶谷大河、梅津晃大(ともに4年)を打ち砕き、7回コールド勝ちした。「他の投手陣に負けていられない」と、初出場でベスト4進出の快挙に向かって意気込んだ。

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