【大学選手権】東北福祉大、14年ぶり4強!津森、延長10回投げ抜く大仕事

2018年6月15日6時0分  スポーツ報知
  • サヨナラ打を放った吉田隼(左から4人目)ら喜びに沸く東北福祉大ナイン
  • 10回を1失点で投げ抜き、14年ぶりの4強に貢献した東北福祉大・津森

 ◆報知新聞社後援 第67回全日本大学野球選手権第4日 ▽準々決勝 東北福祉大2×―1白鴎大=延長10回タイブレーク=(14日・神宮)

 準々決勝で、東北福祉大(仙台六大学)がタイブレーク方式にもつれた延長10回、白鴎大(関甲新学生)に2―1でサヨナラ勝ちした。優勝した2004年以来、14年ぶりの4強進出を決めた。先発の津森宥紀(ゆうき)投手(3年)=和歌山東=が10回を1人で投げ抜き、3安打7奪三振完投。右手中指のけがを乗り越え、好投した。

 ベンチで勝利を祈っていた。延長10回無死満塁、東北福祉大・津森は両手を握りしめ、打席の1番・吉田隼中堅手(4年)=国士舘=に「どんな形でもいいから勝ってくれ」と“念”を送っていたという。中犠飛でサヨナラ勝ちすると、笑顔でベンチを飛び出した。

 復活の先発マウンドだった。大塚光二監督(50)から「先発の柱」と期待されながら、3月下旬、利き腕の右手中指の指先をベンチに挟み、剥離(はくり)骨折した。爪もはがれるほどの重傷で、春季リーグ戦は2試合で計4イニングしか投げられなかった。

 今大会開幕までの約1か月間、多いときで1日100球を超える投げ込みに励んだ。必死の調整を経て「最初は(指先の)感覚が変だったけど、ようやく戻ってきた」。東京入り後のオープン戦も無失点に抑え、ようやく迎えた今季公式戦初先発だった。

 1回2死二塁で中前打を許したが、吉田の本塁への好返球で無失点に切り抜けると、この日最速の145キロの直球と変化球を交えて力投。1―0の9回2死一、二塁で「(ベースに)誰もいなくて、どこ投げよう? と…」と二塁けん制悪送球。同点とされたが、無死一、二塁から始まる延長10回は無失点。粘りをみせて勝利を呼び込んだ。

 この日追加発表された、大学日本代表選考合宿(22~24日、平塚)メンバーにも入った。14年ぶりに進んだ準決勝(16日)で慶大と対戦する。「勝つために思いきって投げる」と意欲十分の津森が、勝利を引き寄せる。(有吉 広紀)

アマ野球
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ