【大学選手権】国際武道大・岩井監督、2年連続準V「野球の神様がもっと修行しろと言ってるのかな…」

スポーツ報知
2年連続の準優勝に終わり、スタンドに向かって挨拶する国際武道大の岩井美樹監督(中央)

◆報知新聞社後援 第67回全日本大学野球選手権最終日 ▽決勝 東北福祉大6―2国際武道大(17日・神宮)

 百戦錬磨の名将も、さすがにショックの色を隠せなかった。国際武道大・岩井美樹監督(63)が必死に声を絞り出した。「おじさん、ガクッと来ちゃったよ。野球の神様が、もっと修行しろと言ってるのかな…」。2年連続の準優勝に肩を落とした。

 序盤の大量失点が重くのしかかった。プロ注目右腕・青野善行が2回途中5失点でまさかのKO。昨年の立大との決勝も、初回にいきなりの5失点だった。「去年と全く同じ。青野を引っ張りすぎた。打線も10安打で2点しか取れなかった。監督がヘボだから勝てなかった」と自らを責めた。

 3点ビハインドの6回には、左肘痛明けのプロ注目左腕・伊藤将司を投入して流れを変えようとしたが、痛恨の6点目を失った。81年に母校・東海大の監督になって5度、88年秋から国際武道大に移ってからは19度目の出場でも、優勝には手が届かなかった。

 監督生活38年目の指揮官は「今すぐには切り替えられないけど、また秋、頑張りますよ」と巻き返しを誓った。(片岡 泰彦)

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