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東京ドームを一つにしたWBCならではの最高の瞬間

2017年3月21日16時0分  スポーツ報知
  • 盛り上がるレフトスタンドのファン(カメラ・宮崎 亮太)
  • イスラエル戦に勝利し全勝で決勝ラウンド進出を決めた侍ジャパン

 トランペットの前奏から「やま~だてつと!」の大合唱で始まり、菊池が打席に立つと広島名物「スクワット応援」で盛り上がる。投手陣がピンチを迎えると札幌ドームにいるかのような拍手が起き、ソフトバンクの松田がホームランを放てば「あっつおー!」とスタンド総立ちでガッツポーズ。

 割れんばかりの大歓声と満員の観衆が作り出す熱気は実に気持ちいい。東京ドームで行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次、2次ラウンドを、応援団の“隣席”外野カメラマン席で取材した。

 東京ドームといえばジャイアンツの本拠地であり、ふだんなら球場はオレンジ色と相手チームに分かれて時にはヤジも飛ぶが、今回は球場全体が“侍ジャパン推し”。ペナントレースでは決して味わえない360度から大声援が響くシーンは圧巻だった。

 2年連続トリプルスリーの山田、広島25年ぶりセ・リーグ優勝に貢献した菊池、昨季本塁打王の筒香と首位打者の坂本…日本が誇るスター軍団に、応援歌もヒットソングメドレーとなる。入場時に配られる各選手の応援歌が記された特製カードを手に、ライバル球団など関係なく球場が一体となる様子は、まるでコンサート会場。日本の野球ファンの熱狂ぶりを肌で感じ、仕事中の私まで飲み込まれそうになった。

 そんな中、番狂わせを演じたイスラエルの躍進は印象的だった。15日の日本との対戦では“完全アウェー”ながら5回まで0―0の緊迫したゲームを展開。好プレーには敵味方関係なく拍手を送られていた。

 日本は21日(日本時間22日)、今度は“完全アウェー”のドジャースタジアムで準決勝・米国戦に臨む。開催国との大一番で、東京ドームを揺らした5万5000人はじめ日本中の“味方”が遠い地から声援を送っていることを忘れず、今度は侍ジャパンが観衆を飲み込むような旋風を巻き起こして欲しい。(記者コラム・宮崎亮太)

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