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前ソフトバンク大隣憲司、難病を克服しトライアウトに挑む「めっちゃ調子がいい」

2017年11月15日16時0分  スポーツ報知
  • 大隣憲司投手

 このままじゃ終われない。福岡・筑後市内のソフトバンクファーム施設で汗を流す大隣憲司投手(32)から、強い決意が伝わってきた。来季構想外となりソフトバンクのユニホームを脱ぐことは決まったが、現役続行を目指し、15日にマツダスタジアムで行われる12球団合同トライアウトに挑む。

 球団から今月5日に戦力外が発表され、他球団からのオファーを待つ身となった左腕。13年6月に国指定の難病「黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けており「病気の影響で衰えたのでは?」と、周囲から見られていることは承知している。だが、トライアウト直前のブルペン投球では「いいボールを投げていた」とチーム関係者。本人も「めっちゃ調子がいい」と上り調子。「まずはトライアウトでしっかり投げられるところを見せないと」と、不安を払拭する投球へ意気込んでいた。

 この2年は、1軍での登板はいずれも1試合。今季タイトルを獲得した東浜(最多勝)、千賀(最高勝率)らが頭角を現すなど12球団トップクラスの先発陣を誇るチームにあって、チャンスにも恵まれなかった感がある。それでも、病気の影響でまひが残る左足を言い訳にすることなく「走るスピードは遅くなったけど、量を走ればカバーできる」と1月の自主トレから黙々と練習に打ち込んでいた。そんな姿を知るだけに、再びマウンドで躍動する日は必ず来ると思っている。

 今月19日で33歳と、まだまだ働き盛り。「来年のチームが決まりました」と朗報が届くことを信じ、祝杯をあげる準備をしておこう。(記者コラム ソフトバンク担当・戸田 和彦)

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